先週の金曜日、
あるホームセンターに別々のケージに入れられて
オスとメスのボーダーコリーが捨てられていました。
保健所に収容された土日の間に出産したようで
月曜に職員の方が犬舎に行くと生まれた子犬6頭のうち、
3頭がすでに凍死しており、もう1頭も衰弱していて助からなかったそうです。
BCFには火曜に連絡が入り、メンバーが接見に行きました。
そして引き出しができる水曜日の朝、保健所に電話を入れると
残ったパピー2頭のうち1頭が危ないと言われ、
メンバーが着いた時には衰弱死していました。
BCFでは、母犬と残ったオスのパピーを保護しました。
父親と思われるレッドのオスはBCRN さんがレスキュー予定です。
母犬はマルシェ、子犬はラヴィと名づけました。
マルシェはヘルスチェックの結果、フィラリア 強陽性。
肝臓の数値もおもわしくないので再検査の予定です。
ラヴィは低体温でしたが、それ以外は元気でした。
命の危険はひとまず去りました。
しかし急激な環境の変化によるものなのか原因はわかりませんが、
マルシェがラヴィを攻撃し始めたので2頭を離しました。
まだまだ母乳の必要な時期ではありますが、
やむをえず3~4時間おきの人工飼育が始まりました。
そんな時、事情を知ったブリーディングのベテランの方が
ラヴィの面倒を見てくださることになりました。
「同じような時期に同じ頭数で生まれた赤ちゃんなのに
一方は母親の愛情に包まれ、何不自由することなく健やかに育っていっているのに
もう一方は…。」
とショックを受けられ、なにかできることはないか?
とラヴィを7頭目の子として受け入れてくださるお申し出をいただきました。
ご自分の家で生まれた6頭のお世話だけでも大変なことなのに
もうひとつの命を引き継いでくださり、
言葉では言い尽くせぬほど感謝しています。
そして今日、大切な『命のリレー』で
ラヴィは無事、新しいおっぱいに吸いつくことができました。

助けられなかった5頭の分まで強く元気に育て! ラヴィ!
母親のマルシェもようやく落ち着いて来ました。

でも体重は11.2キロしかありません。
この寒さの中、重い病気を抱え、ガリガリの身体で出産したマルシェ。
攻撃しつつもいなくなった子を探す姿を見ると
果たして母子を引き離すことが良かったのかと正直悩みましたが
マルシェの身体をしっかり治すことも私たちの務めと思い、
食事に気をつけながら体重を増やし、
これからは心と身体のケアにつとめたいと思います。
マルシェもラヴィも新しい飼い主募集までに
しばらくお時間をいただくことをご了承ください。
*保護犬No.31 マルシェ
性別:メス
年齢:4歳(推定)
体重:11.6キロ
健康:フィラリア(+)
*保護犬No.32 ラヴィ
性別:オス
年齢:2010年12月18日生まれ
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悲しいことに不幸なボーダーコリーたちは他にもたくさんいます。
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